【体験談】赤ちゃん胸の音に雑音?心臓に穴?心室中隔欠損(VSD)と診断され精密検査をした時のお話。

前回、産まれて間もなく感染症や一過性多呼吸や黄疸になって保育器に入っていた記事を書きました。

【体験談】生まれてすぐに保育器へ新生児感染症と一過性多呼吸と黄疸を併発。涙涙の辛かった4日間を書いてみる。

無事に退院する事ができ一安心した矢先、今度は聴診器を当てている先生に「お胸から雑音がする」と告げられました。皆さんドクターにそんなことを告げられたらどう感じますか??

私は初めての子育てで子供の病気などほとんど知らなかったので漠然と「心臓病なのか」と怖くなり心臓がバクバクしたのを今でも忘れません。心臓のどこかに小さい穴が空いている心室中隔欠損という病名でしたが、発覚から検査~最終的にはどうだったのか体験談を書いてみたいと思います。

1ヶ月健診で発覚

1ヶ月健診が息子と初めての外出だったので少しだけドキドキソワソワ。どれくらい成長しているかなーと楽しみでもありました。身長・体重・胸囲・頭囲・聴診など順番に測定していき息子も嫌がり泣く事もなく順調にパスしていき、ほっと胸を撫でおろしました。

最後に問診があり、胸に聴診器を当てている先生。冒頭でも書きましたが「うん?お胸、少し雑音が混じっているね。」と言われ、一瞬でマイナスな事が頭の中を駆け巡り心臓がバクバクして顔面蒼白の私。

先生:ママ、赤ちゃんにはよくある事だからそんな不安にならなくてもいいよ!!

私:穴が空いてる事が「よくある事」なのに驚く。

先生:ミルクも沢山飲んでいるようだし体重も増えているし紹介状書いておくから東京で半年後に受診してみてねと経過観察。

私:治療方針はどの様な流れですか?

  • ほとんどが自然に塞がるのを待つ自然治癒
  • 大人になっても穴が空いたままの方も稀にいるが普通に生活できる
  • 穴が大きすぎると開胸手術になる

息子の場合は経過観察で半年後の状態で判断するといった流れでした。

心臓に穴が空いている「一大事」にも関わらず半年後の受診でいいのか?と耳を疑い先生に何度も確認しましたが、今すぐどうこうの話ではないので経過観察だよと言われました。確かに緊急なら即精密検査や入院になっているか…と変に自分を納得させ帰宅しましたが家に帰ってからネットで調べまくりました。その結果100人に1人くらいの割合で穴が塞がらないまま産まれてくる子がいるみたいです。

東京に帰った後も予防接種や乾燥性発疹などで小児科に行く機会があり、その度に鹿児島の病院で心雑音がすると言われた事を話し聴診器を当てて聞いてもらいましたが「まぁーこれくらいだったら心配ない範囲だと思うよ」と2人の医師も同じように言っていました。

半年後に受診

生後6ヶ月になる頃、品川区の昭和医大で予約をとり紹介状を持って受診。その頃には既に離乳食も始めたり掴まり立ちも始めていたり順調に成長していました。

紹介状を見た先生が「穴が弁の近くにあるかもしれないのでエコーをして下さい」と書いてあるので念のためエコーしましょう!!とサラッと言いました。

ちょ、ちょっと待って下さい!!

鹿児島ではそんな事、一言も言ってなかったんですけど!!

私はまた一気に心配性が大爆発し質問攻め。←納得いくまで質問する癖がある。

先生が言うには「穴は心配するほどの大きさではないが、もしかしたら心臓の弁の近くに穴がある可能性が高く。弁が穴に吸い込まれてしまったりして上手く機能しない場合があり、そうであれば手術という選択肢も視野に入ってくるのでエコーしてみないとハッキリした事は言えないという見解。

心臓の絵を元に説明して頂きました。うちの息子の場合は右室と左室の壁に穴があり、その穴が写真の通り動脈に近いという事でした。

睡眠薬投与?

では早速エコーで確認お願いします!!と待ち構えていましたが、ジッとしていない赤ちゃんを今日の今日エコーする事は出来ないので日を改めて予約してください。と言われ「また次回??」と一瞬思いましたが、そりゃそうですよね…意思疎通がまだ出来ない赤ちゃん相手ですからね。

そりゃそうだと思いながら次回エコーの事前説明を聞いている時にゾッとした事がありました「睡眠薬で寝かせる」事です。こんな小さい身体に睡眠薬??と少なからず抵抗がありました(汗)

最後に質問はありますか?と聞かれたので「睡眠薬が少し心配なんですが、どのような睡眠薬でどのように投与するのか知りたいです」と伝えました。

すると詳しく説明してくださり「具体的にはトリクロリールシロップという緊張を和らげたり睡眠作用があるシロップで大人が服用するような睡眠薬とは少し違うので安心してください。中には興奮してしまうと薬を飲ませても寝てくれない赤ちゃんもいて、その場合はまた日を改める事になったりする事もあります」との説明。

この検査にあたっては必要不可欠な処置だという事は理解出来ました。そして当日は、お腹を空かせてくるように・お昼寝をさせない事・すぐに脱げる洋服で来院するように言われました。



エコー当日

お昼の12時からエコーだったので前準備ため1時間前に到着し、お腹が空いて不機嫌な息子をなだめながら身体測定を済ませ、いざ睡眠薬の投与。注射の容器にシロップが入っており看護師さんが上手にお口の奥の方に投入!!甘いみたいで息子も嫌がることなくペロッと飲みました。

そして後は頑張って寝かしつけて下さい!!といった感じで「30分くらいしたら眠くなってくると思うので寝たらすぐ教えて下さいねー」と言われ待合室へ。お腹が空いているので早速ミルクを飲ませ、お腹を満たし抱っこ紐で揺らしておけば簡単に寝るだろうと思っていましたが…。

まったく寝ねぇー!!

シロップの量足りなかったんじゃないの??と思う程ご機嫌で笑っていて寝る雰囲気ではない。「30分、30分、30分くらいで効いてくる~」と言い聞かせながら揺らし続けますが全然寝ないので、だんだん焦り始める私。待合室では寝ないと判断し出来るだけ人がいなさそうな場所をひらすら歩き回り「寝ろー寝ろー」と念じているうちに大体40分くらいで寝ました。

薄暗い部屋の中に案内され、起きないようにそ~っと抱っこ紐からベットに寝かせ。←ここで起きたらお終いなので慎重に慎重に抱っこ紐を外し、その際看護師さんにも手伝ってもらいました。服を前面だけ脱がせると先生にバトンタッチ。

ここまで起こさないように細心の注意を払ってそーっとそーっと行動してきたというのに先生が息子にお腹にエコーを当てる際に塗る透明のジェルを勢いよく「ブシュ―――!!」っと音を立てて出した時には正直イラっとしました(笑)薬のせいか熟睡の息子は起きなかったのでセーフ。

モニターが目の前にあり私も一緒にモニターを観察。素人の私にはエコーの見方は分かりませんが、心臓の中を青とオレンジ?の血液が流れているのが見え、まさに心臓ポンプといった感じで息子の心臓は元気に動いていましたし、弁も開いたり閉まったりしているのが目で見て分かりました!!最新の医学は凄いなぁーとただただ関心。

私:先生!!穴はどうですか?

先生:うん!大丈夫そうだね。

たったそれだけの言葉でしたが、その言葉がとてつもなく重くて心から安心し緊張していた身体の力がすぅーっと抜けていく感じがしたのを今でも覚えています。穴自体は、やはり開いてはいましたが小さくて弁の妨げにはなっておらず自然治癒の経過観察という事になりました。

おわりに

最初は全然寝てくれなかったのでシロップの量足りてないんじゃないの?なんて思っていましたが、ちゃんと効いていたのか夜21時くらいまで起きずにずっと寝ていました。それはそれで少し心配しましたが(汗)

今回の件で本当に健康に産まれてくるって奇跡なんだなぁと改めて実感しましたし、私自身が35年間健康で生きて来られたのも、また奇跡なんだなと息子を産んでから実感しました。

時々、息子の背中に耳をくっつけ心臓がトクトク動く音や呼吸している音をただただ聞いている事があります。「息子の心臓さん元気に動いてくれていてありがとう!!」と本気でそう思い、その度に心室中隔欠損と診断された時を思い出し今日まで元気に育ってくれてありがとうと感謝しています。

100人に1人の割合で心臓に穴が空いて産まれてくる子がいる中で私と同じような境遇にある方の力になれれば幸甚です。

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