無事に誕生しホッとした翌日。
容態が急変し、新生児感染症と新生児一過性多呼吸、黄疸まで出てしまい見ているだけで何も出来ないのが本当に辛かった体験談を書いてみたいと思います。
羊水が濁る?
看護師さんが「赤ちゃん帝王切開だったから今は保育器で安静にしていてお部屋に連れてきてあげれないけど元気ですよ♪」と一日目に伝えてくれました。
そして担当医が朝になり顔を出してくれ「お母さん頑張りましたねー!!赤ちゃんも頑張っていたよ!お腹を開けたら、だいぶ羊水が濁ってたよ。赤ちゃんがうんちしたみたいだね。」と言われ、「羊水が濁る?お腹の中でうんち?」なんで?どうして?と疑問がふつふつと湧いてきたのでネットで沢山検索しました。
参考 【医師監修】羊水混濁ってなに?赤ちゃんに影響は?原因と理由まとめ赤ちゃんの部屋こちらのサイトに詳しく書かれていました。
ママの呼吸が上手く出来ていなかったりすると低酸素になり赤ちゃんがストレスを感じて、お腹の中で胎便をしてしまうらしいと、その時は理解。
確かに陣痛中に看護師さんが「ママ。ひーひーふぅー。ちゃんと呼吸してー。赤ちゃん苦しくなっちゃうよ」と何回も言われていたな。
どうしても痛みが来ると痛みが先行して息を止めてしまうんですよね。
練習した呼吸法なんて痛さの中では無意味。笑
呼吸を意識して出来ていたのは最初だけでした。
息子の姿に衝撃
出産後の赤ちゃんに何かあった時には小児科の担当になるようで小児科の先生が急に部屋へきました。
先生
原因は「赤ちゃんが濁った羊水を飲んでしまったことで炎症を起こしてしまったと考えられますが断定は出来ないので様子を見ましょう」という説明を受けました。
可哀想。早く抱っこしてあげたい。看病してあげたいと思いましたが、私も動けず何もしてあげれないのが辛かったです。
息子の様子が気になり主人に「見に行って写真撮ってきてよー。顔もどんどん変わってきてるかもしれないし」と主人にお願いしました。
私:赤ちゃんどうだった?写真撮ってきた?
主人:可愛かったよー!!小っちゃくて折れそう♡意外と元気そうだった
私:写真見せてよー
主人:写真は撮っちゃダメだった
写真禁止なら仕方ないかと諦めたのですが、その日の午後、看護師さんが車椅子で赤ちゃんの所に連れて行ってくれることに。
そして車椅子で看護師さんに連れられて2日振りのご対面でしたが「息子の姿」に私は衝撃をうけ涙がポロポロ止まらなくなりました。

酸素マスクに心電図?小さい手に点滴。
たくさんの機械に繋がれて本当に衝撃。
今、思えば適切な処置で大したことではないですが、あの時の私は産後の情緒不安定もあり、ショックをうけ涙が止まらなくシクシク泣いてしまいました。
部屋に戻ってもショック過ぎてシクシク泣いていると(←普段は絶対に泣かない私ですが、あの時は5年分くらいの涙が出た気がします(笑))
主人が戻ってきて「大丈夫?なんで泣いてるの?」と。
息子を見に行った事を伝えると「見に行ったんだ。Nachiiが見たらショックを受けると思って写真も見せなかったんだけど…大丈夫だよ!!すぐ良くなるから!心配な気持ちは俺も同じだよ」と。
写真がNGだったわけではなく私が見たらショックを受けるだろうと思い見せなかっただけだったのです。

主人が撮った写真です。
カラダに触れて「早く元気になるんだよー。頑張ろうねとエネルギーを送ってきたよ」と見せてくれました。
3日目には車椅子でなくても歩いて息子に会いに行く許可が出たので私もお腹に手を当てて「ママだよー。頑張ってるねー!!偉い偉い。」とウルウルしながらエネルギーを送りました。
追い打ちの黄疸
2日目の夜には今度は黄疸が出たと告げられ…追い打ちをかけるかのような黄疸。
もう私の心は心配すぎて壊れそうでした。
見に行くと息子の目がガーゼで覆われていて、またこの姿にショックをうけた私はウルウル。
ホルモンの変化。情緒不安定恐るべし。

確かに皮膚が黄色味がかっているように見えます。
人工的な紫外線を浴びる事で黄疸が改善されるようで1日アイマスクをして過ごしました。
部屋に戻り友達に黄疸が出た事を伝えると「うちも出たよ。黄疸はみんな出るからそこまで心配しなくて大丈夫よ!」と励ましてくれ、どうにか心を落ち着かせる。
とはいえ、心配で心配で昼夜問わず一日に何回も点滴を引いて息子に会いに行き保育器の前でじーっと見ている私を見かねた看護師さんが「ミルクあげてみましょうか」と声を掛けてくれ保育器越しでしたが両手を入れて左手で首を持ち右手でミルクをあげました。

まだ目が見えないとはいえ、目にガーゼを張られてるのって痒そうと思ってしましましたが大丈夫なのだろうか。
初めての抱っこ
黄疸の光線療法は1日だけですみ4日目には無事に保育器を出る事が出来ました。
たった4日ですが本当に長く感じたな。
産まれてから初めて抱っこしたのは出産から4日後。保育器から出て看護師さんが部屋に連れてきてくれました。
本当に初めて抱っこした写真です。
小さくて折れそうな可愛い息子。
黄疸の影響で少しだけ白目が黄色味がかっていましたが時間の経過とともに段々白くなり。頑張ってくれて元気になって本当に良かった。
手の甲には点滴の跡が青あざになっていて心が痛む。
しかし頑張ってくれた証ですね。
おわりに
4日目には元気になってくれた息子。
8日目無事に母子ともに退院する事が出来ました。
きっとドクターや看護師さんはもっと重症な子供たちを相手にしているので大した事ではないと思いますが、私にとっては一大事で4日間は10年分くらいの涙を流しました。
特に夜中の静けさの中では自分を責め、ちゃんと呼吸が上手くできなかった私が息子を感染症にしてしまった。自分のせいだと夜中はシクシク泣いていました。
そんな私を心配してか看護師さんは夜中もたまに顔を出してくれ話をしてくれ励ましてくれ本当に感謝しかないです。
そんな息子も今では5歳。
日々成長していて今では、うるさいくらい元気な息子。笑
あの4日間は、こんな日が来ないのではないかと思った時もありました。しかし息子は無事に成長しています。
今、私と同じような辛い思いをされているママの励みになれば幸甚です。
スポンサーリンク