「魔の2歳児」なんて言葉もありますが、今思えば「屁でもなかったな」と思わざる得ないくらい4歳になってのイヤイヤ期?反抗期?が凄いです。笑
自我の芽生え。これも成長の過程には必要不可欠なんでしょう。分かっています。分かってはいますが破天荒な行動、知恵がついてきた故の独自のルーティン、強烈なこだわり、理不尽すぎる要求に頭を抱える毎日。
今まで甘やかし過ぎてきてしまったか。育て方が悪いのかなど変な方向にも考えてしまうし、毎日イライラして怒っている自分にも自己嫌悪。そんな余裕のない母親に育てられる息子への影響を心配し悩む日々。
時間が過ぎ去るのを待つしかないなと日々過ごしていましたが、ある日ふと思いついたのです。息子の要求にとことん付き合ってみたらどうなるか?
きっと「子育てあるある」だと思いますが現在、同じくらいのお子さんを育てている同志には共感を、すでに育て上げた先輩には懐かしさを、自分には記録として書いてみたいと思います。
※イライラを表現するため言葉汚めです。笑
2歳児と4歳のイヤイヤ期
もちろん2歳のイヤイヤ期、その時はその時で大変でした。息子の場合ですが、とくかくジッとするのが嫌で何するにも頭を横にブンブンスタイル。
芸能人のSNSなどで「○○ちゃんとお茶してまーす♪」とか、お洒落なオープンカフェで子供と過ごす写真を見かけたりしますが、魔の2歳児と?どうやったら、あんなに優雅にお茶できるんですか?
うちはテイクアウトのコーヒーを買う時ですら逃走。「待ちなさーい!危ないでしょ。触らない。」
まぁーじっとしてませんわ。自由ですわ。オープンテラスのカフェで、お茶なんかしたら道路に飛び出しチーンですわ。
はたまた「ママやパパと仲良く手を繋いでヨチヨチ歩く赤ちゃんを見て癒される」光景。私も息子とそんな風にお散歩したいなぁーと思っていましが、ヤツは「手を繋げば自由を奪われる」と思っています。笑
手を差し出してもプイッとかわされ、無理やり繋ぐと全力で振りほどいて逃走します。
思い通りに行かないと道路や床などお構いなしに寝ころび泣き叫ぶ。イラつく気持ちを抑えながら無表情で担ぎ上げ、その場を立ち去る事など日常。
しかもあの抱きかかえた時の、どうにか抜け出そうと身体をうねらせ、ふにゃふにゃして巧みに腕からすり抜けていく技は持って生まれた才能でしかないと思いますね。笑
でも今思えば、こんなのは全然大した事なかった。2歳児くらいのイヤイヤ期は自分のしたい事に、まだ身体か追いつかなくて思い通りに出来なかったり、伝わらなかったりしてイヤイヤする。
首を横にブンブン振ってイヤイヤアピールしたり、激怒すると物を投げたり気が済むまで泣き倒す。
まだまだそんなのは若干イライラしながらも「あーそっか。嫌だねー」と受け流す事ができていましたが、4歳になるとレベルが違います。笑
自分の意志が芽生え、「世界が自分の思った通りに回らない」から激怒します。もはやその様は狂気。笑
私自身も4歳と同じ土俵に引きずり込まれる事もしばしば、4歳相手に本気で怒って後で自己嫌悪に陥ったり、主人が口を挟み更にヒートアップしたりします。
いつご近所さんから通報されるかヒヤヒヤですよホント。笑
したいしたい病の編
4歳になると「したいしたい病」が発症。ボタン系はかなりヤバイですね。笑
例えばエレベーターやバスストップのボタン、店員さんを呼ぶ為に設置してあるテーブルのボタン。とにかくあらゆるボタン系。
スーパーで買い物する時に急いでいて、いつもなら息子に押してもらうのですが、すっかり忘れて自分で押してしまった時…息子と目が合った瞬間の殺気。一瞬で背筋が凍る。笑
「ねぇーーー〇〇〇くんが押したかったのにぃーーもう嫌だ」と激おこぷんぷん丸。
「ごめんごめん。ママ急いでたから、じゃーもう1回押してくれる?」と言ったら今度は…
「〇〇〇くんが最初に押したかったの。最初じゃないといーやーだ」と駄々をこね始め、変えられない過去を覆せと要求してきます。笑
外だとイライラしながらも顔は笑っていますが、目が笑ってない。
「なんで星人」に変身の編
4歳にもなると口が達者になり、物事を理解し口答えもしてきますし、「なんで?なんで?なんで?」果てしなく続く「なんで攻撃」が始まります。
「ママ〇〇って言ってたじゃん。なんで?」「あの時ママはこう言ったのに?なんで?」
確かにその時はそう言ってたよ息子よ。だがな世の中には「時と場合」があるんだよ。と言いたい所ですが、息子に「時と場合」「人は人、ウチはウチ」は通用しないんですね。
例えば、私の場合だと電車での移動中や病院の待合室などでは、お菓子は与えない教育方針なんですが、食べているお友達を発見したりすると「あの子お菓子食べてるよ?なんで〇〇〇くんはダメなの?」と馬鹿でかい声で言いやがります。笑
ちょ、ちょっと聞こえてる。苦笑
「人は人、ウチはウチなんだよ」とオブラートに包みまくり言い聞かせてますが、それぞれの家庭で教育方針は違うんだよ息子よ。
他には「スマホ見過ぎ。もう今日は終わりにしなさい。」「なんで?パパも見てるのに?何で〇〇〇くんだけダメなの?なんで?」なんでなんでなんで攻撃。笑
「大人と子供は違うんだよ?」「なんで?何が違うの?」「まだ脳みそが完全に出来上がっていないから悪影響なんだよ。」「もう僕4歳になったから子供だから大丈夫だよ」「スマホの見過ぎは目も悪くなるんだよ。」「なんで目が悪くなるの?なんで?」
あぁぁぁぁーーーーーもーーうっせ。ってなります。笑
時には息子が言っている事が正しかったりするので余計にイラつく。そして余計な事に限ってよく覚えている。笑
2歳の頃は泣いても抱きかかえて退場できましたが4歳にもなると力も強く、体重も重いので抱きかかえて退場は難しくなってきましたし、「地面に寝そべって泣き叫ぶブーム」は去り、代わりに「もういいよぉー!!」と発狂しながらボルト並みの速さで走り去っていくんです。笑
あ、あ、新しすぎる。そういうレパートリーもあるのね。笑
新しいが恐ろしく危険。家の中ならまだしも道路だと本当に危ないので怒り心頭ブチ切れる→更に泣く→更にイライラするで、もうお手上げ状態。笑
独自のルーティン編
いつからか始まった息子独自のルーティン。例えば保育園行く時、私が送迎していますが玄関から自転車まではパパが抱っこして自転車に乗せてほしいルーティン。これマジでムカつくんですよ。笑
朝の忙しい時に分刻みで準備し、後は保育園に送っていくだけってなった時、息子はパパの抱っこじゃないと行きたくないと怒り始める。主人はタラタラ準備しているので結局早く準備し終わってもパパの準備が終わるまで待つ羽目に。
休みの日に出掛ける時や帰宅時は自分の足で歩いて自分で自転車に乗るのに、何故か朝だけは玄関から自転車まで歩けなくなる摩訶不思議な現象が起きます。笑
他には保育園でスニーカーから上履きに履き替えるんですが、片方は自分で履いて、もう片方はママに履かせてもらいたいルーティン。笑
パンツも自分で履くがズボンはママに履かせて欲しいらしい。いや、そこまで履いたなら自分で履かんかい。笑
彼なりのルーティンなんでしょうね。早くルーティンが終わりを迎えますように願ってます。
こだわり編
ある日保育園の玄関に着いた途端に、保育園まで履いてきた、そして今までも何回も履いているズボンが恥ずかしいと言い始めました。笑
えぇーーマジなぞなぞなぞなぞ。
「今、履いてきたじゃん?なんで?」と聞いても「恥ずかしい」の一点張り。本当に恥ずかしいみたいで教室に入りたがらずトイレにこもって出てこない。女子かっ。笑
仕方なく予備の半ズボンに履き替えさせたら満足したのか教室に入ってくれ無事に預けられましたが、お迎えに行ったら朝あんなに恥ずかしがっていた、あのズボンを履いているぅーーーーーーー。笑
そして何事もなかったかの様に「ママおかえりー」と迎えてくれる。朝のアレは何だったんだ?この件に関しては今でもミステリーです。
そして最近、始まったのが「大人と同じがいい」案件。
例えば白ご飯をよそう「お椀と白ご飯の量」。子供と大人は食べる量が違うので必然とパパの方が大きいお椀で、白ご飯の量も多いですが、それが気に食わない様で僕のと交換しろと言い張ります。
そうしないと食べないと駄々をこね始め、仕方なく交換したパパが息子用の小さいお椀で何回もお代わりにいく羽目になる。笑
なので最近パパと同じお椀を買って解決しましたが、食事のたびにパパと自分の白ご飯の量をチェックしている姿が面白い&面倒臭い。笑
親の余裕のなさが大きいかも
洗い物をしていると、ママこれやって?ママ抱っこして?と息子。
疲れている時やイライラしている時は息子に対して「ねぇ?見て?今ママ洗い物してて手が濡れてるから出来ないって、見て分からない?」など大人げない対応をしてしまったり。
4歳児に空気を読むことなんて出来ないと分かりつつも余裕がないとイラっとなっちゃったり…。
「今、洗濯物を干しているから、今、洗い物をしているから」と今〇〇をしているからと手を留めて構ってあげれてなかったなと反省。←なかなか難しいが。笑
仕事で疲れて帰っても保育園のお迎え、洗濯や洗い物、夜ご飯の準備で忙しくイライラして、主人にもイライラして余裕がなく息子の甘えたいサインに答えてあげられていなかったな。
4歳になると自分で出来る事も増え、親も息子が出来るのが当たり前になっていて「それくらい自分で出来るでしょう?」と息子の成長に甘えている部分もあったりしますよね。
どんなに怒り狂っていても結局、息子の場合は「じゃー抱っこしてよ」「もういいから抱っこして」と言い、手を止めて抱っこしてあげると呆気なく静かになったりします。
まだまだ甘えたい盛りだし、抱っこもして欲しいんだな、わがまま言って気を引こうとしているんだな…と反省。
そこでふと思いついたのが「試しに一日息子の要求を全て聞いてみたらどうなるか?」
息子のルーティンにも、とことん付き合い、やって欲しいという事には手を止めてやってあげ、抱っこして欲しいと言えば抱っこもしました。
すると息子の反応は「なんか今日はおかしいぞ?何で怒らない?なんでやってくれる?」みたいな最初は少し戸惑っていました。笑←どんだけ毎日怒ってんだ私。笑
しかし構ってもらえると分かったら不思議と息子のわがままも減り、自分で出来る事は進んでやるようになり、私も怒らず疲れず穏やかに過ごすことができたんです。
結果この「とことん付き合う作戦」は両者にとってWin-Winな結果になりました。なので反抗期で私みたいに悩んでいるママ、一回試しにこの「とことん付き合う作戦」遂行してみてください。
何か考えるきっかけにもなるかもしれないし、新たな発見もあるかもしれません。
おわりに
たまに晴れた日に長靴を履いているお子さんや、靴が右左逆のお子さんを見かけたりしますが、心の中で「ママお疲れさまです」と声を掛けてしまいます。
きっとその子の「こだわり」にママが付き合っているんだという事が同じ立場にたって分かるようになりました。
今のこの時期は親に沢山わがまま言って、受け入れてもらって自己肯定感を高めていく大事な時期だと思って日々向き合っています。
が、しかし親だって人間ですし完璧ではない。そりゃー頭に血が上って怒りで心臓バクバクする時だってありますよね。うんうん。笑
皆さん一緒に子育て頑張りましょう。ウチの4歳反抗期のお話でした♪
番外編
これは男の子特有かもしれませんが、仮面ライダーの影響がヤバすぎ。笑
言い返し方が「仮面ライダー用語」笑
例えば「貴様ー!」←敵キャラが言う。「半人前の研修医」←エグゼイドのスナイブの名言を引用し「半人前のママのくせにー」って言ってくる。笑←これに関しては意味を分かってて使っているので関心してしまいましたが。笑
戦いのシーンでよくある「胸ぐら掴み」を4歳にして習得してしまいました。笑
うん。子育て間違えたかも。笑笑
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