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【実録】私の妊娠・出産の精神崩壊のフルコースを味わった体験談を書いてみる。やはり理想と現実は違いました。

私の思い描いていた妊娠・出産の理想と現実のギャップ。この記事は妊娠とは奇跡だよー!幸せー!ハッピーという内容ではありません。むしろ理想と現実の乖離に思い悩み大変だった辛かった愚痴多めの記事です(笑)

注意

「千差万別」見解の違いはあると思います。

この記事はあくまで私自身の主観・経験談です。共感できる事や不快に思う事もあるかもしれません。私の考えであって全てではない事をご了承下さい。

私は元々、子供が好きです。私の周りの友達は、みんな早々に結婚し出産しており、私だけ独身状態でしたが海外・国内旅行をしたり自分のしたい事が自由にできる独身貴族を楽しんでいました。きっと主人と出会わなければ35歳になった今でも独身街道を謳歌していたと思います。

30歳妊娠発覚

生理が1週間遅れていたので妊娠検査薬で検査してみると陽性反応。信じられない!!まさか自分が妊娠するなんて!!ずっと妊娠できなかったので本当に妊娠しているのか半信半疑でした。

それと同時に何故か「始まってしまった、もう逃げられないんだ!」と何から逃げるか分かりませんが(笑)マタニティライフが始まる事に少し不安があったのかもしれません。

陽性反応が出てから2週間後、2014年12月24日クリスマスイブに親友と一緒に産婦人科を受診したのを今でも鮮明に覚えています。エコー写真をもらいましたが袋みたいなのに小さい点があり「なんのこっちゃ??」どういう風にエコー写真を見たらいいのか?先生に説明を求めたのも覚えています(笑)

悪阻で自覚

お腹自体は変化もなく(←今、思えば当たり前ですが妊婦=お腹が大きいイメージだった(笑)産婦人科で、おめでたですよ!と言われても全然実感が沸かず、不思議な気持ちでしたが悪阻が始まりだして、私って妊娠してるわ!!と初めて実感(笑)

私の場合、悪阻中に唐揚げを中心に揚げ物全般がダメに。フルーツとヨーグルトしか受け付けなくなり悪阻中はいつもこんな食生活でした。

いつも利用する駅にお弁当屋さんがあるのですが、そこに唐揚げが売っていると言う事実だけで吐きそうになり、その日から電車に乗るのをやめ徒歩通勤に。テレビで揚げ物系が出てくると速攻チャンネルを変えるくらいダメだったのです。

それくらい揚げ物がダメで主人にも揚げ物系は外で食べてきて欲しいと伝えていたのに事件が起きました。「外食してて食べきれなかったから、お持ち帰りしてきちゃった♡」と・・・唐揚げを 唐揚げを 唐揚げを、お持ち帰りしてきたのです!!

悪阻でのストレス&お酒もカフェインも止めたストレス・情緒不安定だったのもあり怒り大爆発!!あんたとはやっていけない!!離婚したい!!手が付けられない程、暴れ倒し泣きました(笑)今思えば大した事ではなかったのですが人間「余裕」がないとそうなってしまいますね。

クアトロテスト

最初に感じた理想と現実の違いはこのクアトロテストでした。確か15週目?16週目?くらいだったと思います。クアトロテストなるものを受けるかどうか、ご主人と相談してきてくださいと産婦人科の先生に言われました。

クアトロテスト??なんのテストですか??という感じでしたが、色々クアトロテストについて説明を受け、染色体の検査という事は分かりました。しかし、結局は確率が出せるだけで正確ではないという事。20代の頃の私は絶対に染色体の検査したいと思っていました。

その頃は無知で漠然とそう思っていたんです。しかし、お腹の赤ちゃんは確実に大きくなっており最初は丸い点みたいだった心臓だけの赤ちゃんも宇宙人みたいになっていて(笑)成長していくのが微笑ましかったです。次の健診までに答えを出すように言われており日々、悶々としていてクアトロテストについて自分自身でも色々調べました。期日が近付いてきて主人にクアトロテストの事を話しました。

主人

心配する気持ちは分かる。

でもさ、その検査しても確率だけの問題でしょ?

検査して良くない結果だった場合、不安な気持ちで出産を迎える事になるならやめておいたほうがいいんじゃない?

それにダウン症じゃなかったとしても他の病気だって有り得るんだよ?

産まれて来るまで健康に産まれてくるかなんて分からないよ。どういう子供が産まれてきても精一杯、幸せに育てるだけなんじゃない?

その言葉でハッと気が付きました!!「染色体検査・ダウン症」この事しか考えられなくなっていたのです。他の病気だって有り得る、もしかしたら障がいを持って生まれてくるかもしれない。固執した考え方はやめよう!!どんな結果でも受け入れよう!!そう決心し検査は受けませんでした。まさか検査はしない!と自分が選択するとは思ってもいなかったな。やっぱりその境遇になってみないと分からないものだなと改めて思いました。



陣痛・出産

周りの友達は陣痛始まってから20分くらいでポンと産まれたよー!!と意外と安産で産んでいる友達も多く。私の理想としては陣痛が始まってから短時間で産み落としたいでした(笑)

里帰り出産で、鹿児島に帰省しての出産だったので、主人とは東京と鹿児島で離ればなれ。きっとスピード出産だから立会には間に合わないだろうな(笑)と話ながら毎日毎日、安産の為にせっせと歩いていたんです。息子も、お腹の中で元気に動きまくり蹴ったり殴ったりムエイタイ状態(笑)

そして夜中の2時過ぎになんか規則的にお腹がチクチクする。時間を測ってみたら5分おきだったのに驚き、もしやこれは陣痛始ってるんじゃないか??病院に電話し話したら、すぐに来院して下さいと言われ向かいました。

病院に着く頃には2分おき!こりゃーあっという間に産まれるぞ!!しかし現実はそんなに甘くなかった・・・そこからずっと2分おきに、陣痛が23時間。微弱になったりすることもなく、ずっと2分おきに激痛が続きました。

おかげで主人も朝一の飛行機に飛び乗り東京から鹿児島へ。余裕で立ち会うことが出来き親友も駆けつけてくれ主人・親友・母親の立会いのもと猛獣へ進化する様を見届けてくれました(笑)最初の15時間くらいは叫ばず必死に痛みに耐えていたんですが最後の方は精神が崩壊し猛獣化しました(笑)

主人:痛みが続く間は強く抱きしめる

親友:腰をさすってくれる・水を飲ませてくれる

母親:下半身を抑える(笑)

私の「来る!来る!くるくるーーー!!」←陣痛の痛みが来るという意味です。の雄叫びを合図に3人とも配置につき見事な連携プレーで介助してくれました(笑)本当に感謝してもしきれません(笑)

陣痛時に叫んだ言葉
・なんなの?ねぇー何で?何でこんなに痛いのーーーーー!!

・リップ!!←唇が乾燥していてリップを塗って欲しかった

・お母さん助けてーー!!←お前がお母さんになろうとしている(笑)

・先生!!お腹切って!!!←お前が決めるな(笑)

・せんせーい!!は、破水したーー!!←オシッコが漏れただけ(笑)

・もう産むの中止したい・・・。

私が叫ぶ度に横にいたベテランっぽい助産師さんが、「赤ちゃんも頑張ってるんだから!ママも頑張りなさい!」「赤ちゃんはもっと苦しいのよ!」と声を掛けてくるのにイラッとして、うるさい!!これ以上どうやって頑張るのよ!!と叫んでしまいました。あの時の助産師さんごめんなさい(笑)結局、23時間経過しても子宮口が4cmしか開かなく、母子共に危ないという事で長時間の陣痛からの緊急帝王切開。

まさに出産のフルコースを味わいました。

総合病院で良かった

精神崩壊の出産フルコースを味わいましたが無事に出産できたのも総合病院の連携プレイのお陰だと思っています。本当に感謝してもしきれない程お世話になりました。実家周辺は小さい産院などもあるのですが友達の出産体験談など聞いていて「私は絶対に総合病院で産もう!」と最初から決めていました。

友達は小さい産院で出産し私のように緊急帝王切開になったのですが麻酔科の先生がいないとかで?帝王切開と決まってから麻酔科の先生が到着するまで1時間以上も陣痛に耐えたそうです。私の時は深夜2時の緊急帝王切開だったので麻酔科の先生が寝起き?という感じで登場しました。

仮眠室で仮眠の途中だったのかもしれません。こんな夜中に申し訳ないですが早く麻酔を打ってくれ!!と思っていたのは秘密(笑)麻酔を投与するにも本人のサインと家族の同意書がいるようでサインしようとした瞬間に陣痛が来て痛すぎてペンをぶん投げたのを覚えています(笑)

そして手術室で麻酔を打つ時も陣痛の波が来て「先生!!ちょっと待って!!今きてる!!」と痛みの波が過ぎると「先生!今!今!今打って下さい!!」と言ったのも思い出しました(笑)

それに小さい病院で出産しても赤ちゃんに何か異変があれば小さい病院では対応しきれず総合病院に救急車で搬送されてくる事も知っていましたし実際に私が入院中も心臓に疾患を抱えた赤ちゃんが運ばれてきていました。それなら最初から医療設備のある程度整った総合病院の方が何かあった時のリスク回避になると思ったからです。

そしてその選択は正しかったと思う出来事がありました。息子が生れてすぐに感染症や黄疸が出てその後は小児科へバトンタッチだったからです。その時の記事はコチラです。

【体験談】生まれてすぐに保育器へ新生児感染症と一過性多呼吸と黄疸を併発。涙涙の辛かった4日間を書いてみる。

おわりに

自分が思い描いていた妊娠・出産とはまるで違いましたが息子がすくすく成長する姿を近くで見ていると本当に辛かったけど産んで良かったなと今は思います。しかし陣痛の恐ろしさは3年経った今でも正直忘れていないので相当辛くて痛かったのは確かです(笑)以上私の体験談でした。

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