【体験談】「内見せずに部屋を決める&契約」絶対にやってはいけない3つの理由。不動産屋の私が実体験を基に断言します!!

不動産歴も今年で9年目。少しづつ不動産関係の記事も書いていきたいと思い、第一弾は「内見せずに部屋を決める」だけは絶対にやめて欲しい3つの理由について。

自分自身も過去に一度、痛い目に合っているので実体験からも確実にやめた方がいいと断言できます。

間取や外観が気に入っているが、まだ前入居者が退去していないので内見出来ない。

これは不動産の繁忙期にはよくある事。しかしそこで不動産屋さんの口車に乗せられ痛い目に合わない為にも思いとどまって欲しいんです。

この記事を見ている貴方はまさに今、「内見せずに契約しようか」悩んでいると思います。

その上で、1度冷静になって考えてもらえるように「やめて欲しい理由」を書いていきたいと思います。

隣のヤバいヤツ

20代前半まだ不動産関係の仕事はしていなかった頃。大田区1K物件のお話です。

お気に入りポイント
  • 駅から徒歩3分
  • 築2年くらい綺麗な低層マンション
  • 1階が歯医者の2階
  • 角部屋
  • 日当たりがいい
  • オートロック付
  • 間取は1Kでバスとトイレが別々
  • 家賃73,000円
  • 原付も停められる
女性の一人暮らしにはピッタリ過ぎる好条件で「是非、内見したい」となりましたが、まだ前入居者の退去前で内見が出来ないので外観だけ見に行きましょうかと言われ、見に行ったら外観もかなり良く本当に気に入ってしまい内見せずに入居してしまいました。

実際に入居すると間取も良く日当たりも抜群で明るいお部屋。

申し分ないくらい快適に過ごしていたのですが入居してから気付いたのが「壁が薄い」。

そして隣に住んでいる人のモラルがヤバすぎ。

朝が早かったので22時くらいに就寝するのですが、深夜2時ごろ重低音の振動とドンドンというウーハーの音でビックリして飛び起きました。

何事かと思って耳を澄ますとm-floの「カムアゲイン」熱唱中。←当時はマジで笑えなかったですが。笑

管理会社にすぐ電話し、注意してもらうも次の日には中島美嘉の「雪の華」熱唱。

何の曲を歌っているかが完璧に分かる壁の薄さとモラルのなさ。

管理会社に度々電話し、クレームを言うと他の部屋からも相当クレームが来てるようで「次うるさかったら警察を呼んで下さい」と言われ責任転換。

ある日本当に警察に通報した人がいて警察が来ていましたが警察に逆ギレして吠えている声が丸聞こえ。

違う日、洗濯物を干そうとベランダで干していると人の気配がし、ふと目をやるとベランダの仕切り板の隙間から隣人が見えており、狭いベランダに座ってギターを持ち煙草を吸いながら空を眺めていたんです。

そしてベランダに吸い殻が沢山落ちてた…。

「コイツはマジでヤバいやつだ」「常識など通用しない」と悟り、身の危険すら感じたので気に入っていた物件でしたが結局7ヶ月で自分が引っ越しました。

壁の薄さまでは分からない

売上しか考えていない不動産屋は大体「鉄筋コンクリート造なので木造より音はさほど気にならないと思いますよー」と言うんです。

上記に書いた部屋も鉄筋コンクリート造でしたが壁は薄くコンコンと叩いてみると空洞のような音がしました。

これは外壁は鉄筋コンクリートですが部屋を仕切る壁が石膏ボードなんですね…。

これでは木造とほとんど変わらない遮音性。

しかしそれは実際に内見してみて壁をコンコンと叩いてみないと外観からだけでは壁の薄さまでは正直、不動産屋でも分からないんです。←もちろん自社の管理物件なら分かります。

何故、鉄筋コンクリート造なのに壁が薄いのか?

それは建物を建築する際のコスト削減で部屋の仕切りまでコンクリートを打たない…そうすると建築費用が安く上がるから。

そしてコンクリートを打たない分、壁に厚みがないので建物自体が広く使えます。その分、部屋数を多く作り入居者を増やし収益をあげます。

上記で「お気に入りポイント」を書きましたが、大田区でこんな好条件で家賃が73,000円なんて破格なんです。お得過ぎない??と飛びついてしまいましたが家賃設定にはちゃんとした理由がある。

分譲マンションだとしっかり作られていますので壁が薄いという事はほとんどないはずですが、部屋が狭くて家賃が高いですし、そもそも賃貸で分譲マンション自体がそんなに多くない出回っていない上に審査が厳しいのも事実。

なので「不動産」で掘り出し物件はないに等しくて、何かしら理由がある家賃設定なのです。

壁の薄さまでは内見してみないと後々トラブルの元になりますので「内見しないで決める」をやめた方がいい1つ目の理由です。



物件画像は参考程度に

ネットで調べて実際に内見に行くと想像していたより狭かったという経験はないですか?

不動産屋は汚い物件でも、どうにかこうにか良く見せようと写真を撮ります。

汚い部屋は光で飛ばしたり、少し狭い部屋はベランダに出て写真を撮ったりクローゼットに入って撮ったり。笑

写真がない時は違う部屋の同タイプの画像を差し替えたりして、どうにかこうにか広く綺麗に写真を撮る努力をします。

なので実際に見ないで入居してしまうと写真では綺麗に見えていた壁紙やフローリングの痛み、写真ではウォシュレットが付いていたのに実際はなかった、窓の位置などの間取の違い、ひどい時はフローリングだったのに実際見に行ったら和室だったなんて事も。

内見しないで契約してしまうと様々なトラブルに遭いかねません。

そんな時は「図面と違うじゃないか」とクレームを付けたくなりますよね?しかし図面の下あたりや備考などを、よーく目を凝らして見てみて下さい。

「図面と現況が相違する場合は現況を優先いたします」と小さく書いてあるんです。

なのでクレームをつけた所で時すでに遅し。重要事項説明書にも記載されてますよ?あなた説明受けて捺印しましたよね?納得できないなら裁判します?となりますし、不動産屋はこの手のクレーム対応には慣れています。

なので必ず内見して実際の部屋を見て納得してから契約して頂きたい2つ目の理由です。



無駄な出費が発生する

騒音を出す人や冒頭で書いたモラルのないトラブルメーカーは住み心地が良いので、そういう人に限って退去してくれません。

管理会社から注意されようが右から左に流す人、しばらく静かに過ごすが元に戻る人、中には逆上する人もいます。

管理会社も入居者が家賃を滞納していたり特段の理由がないと追い出す事は稀。

「なんで私が出て行かなきゃいけないんだ」という気持ちになり腹が立ちますよね。私もそうだったので凄く気持ち分かります。

しかし相手は常識が通用しないヤバイやつなんです。どんなトラブルに発展するかも分かりませんし、もしあなたが女性なら女性というだけで相手にナメられます。

ニュースで騒音問題が発展し物騒な事件になったりしていますよね?明日は我が身。

我慢していると精神的にやられ本来なら疲れを癒すはずの自宅がストレスの温床になります。

そうなった時…自分が引っ越すしか選択肢がなくなるんです。

また引っ越すとなると無駄な労力もかかりますし、当たり前ですが新居の初期費用も発生し、自分の負担が増えます。

無駄な出費は本気で腸が煮えくり返る思いですよ…経験済みなので大袈裟じゃなくマジです。

なので無駄な出費がかさむリスクもあるので内見には必ず行ってほしい3つ目の理由です。

おわりに

不動産屋さんによっては「内見しないで決める人も多いですよ」「この物件は毎回すぐ決まるので今日申込しといた方がいいですよ」など焦らす不動産屋さんもいますが口車に乗せられてはいけません。

契約してしまってからでは「後悔先に立たず」トラブルを避ける為にも遠方からの引っ越しも必ず内見に行きましょう。ファミリーでの引っ越しとなると更に内見は重要になります。

子供の安全や住環境重視だからです。

今回この部屋が他の人で決まってしまったら「縁がなかったんだ」くらいの余裕を持って物件探しをしましょう。

不動産は「水物」どんどん流れていきます。

なので急に気に入る物件が出てきたりもしますし不動産は縁とタイミング。現在、内見しないで契約しようと悩んでる方の参考になれば幸甚です。

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